バナナペーパー

Banana Paper

バナナは木ではありません。数日前までは知りませんでした。
バナナは木に実った果物というイメージですよね。でもバナナは木ではなく常緑多年草に分類される草だそうです。また日本人の大好きなバナナは果物ではなく野菜なんですね。
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農林水産省の規定では、何年も生存する木から収穫されるものを「果物」、1年で枯れてしまう草などから収穫されるものを「野菜」と分類しています。
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木の幹のように見える部分は仮茎(または偽茎)と呼ばれ、そこに花が咲いてバナナの実が実ります。花は一度しか咲かないので、バナナの実を収穫した後は切り倒してしまいます。種のないバナナは切り倒された茎の根の脇から新芽が出てきて新しいバナナに育ちます。
問題はその切り倒された茎の量、なんと年間約10億トンの廃棄物として出てきます。

従来なら破棄されるだけだったバナナの茎からバナナ繊維を採りだして原料とし、日本の和紙の技術を用いて作られたのが「バナナペーパー」です。この取り組みが本当に素晴らしいのは廃棄物の有効活用だけに留まらず、貧困の解消につながり、森や野生動物、生物の多様性を守り、そして子どもや女性の教育を支える活動にも貢献していることです。皆さん、ぜひこの活動にご支援をお願いします。
実際には「ワンプラネットペーパー」という名前で流通されていて、アフリカのザンビアの有機バナナの茎から採った繊維を使用した日本の初のフェアトレード認証の紙です。開発元の「ワンプラネット・ペーパー協議会」には国内の多くの紙メーカーや印刷会社が会員として参加し、名刺や包装紙、紙袋をはじめ、幅広い商品に使用され、SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の17目標につながっている紙です。詳細は下記のURLにてご確認ください。
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また、複数の企業が協働して、廃棄されたバナナの茎から天然繊維を採りだした生地から作られた「BANANA CLOTH」の普及に取り組んでいます。ぜひこちらへのご支援もよろしくお願いします。詳細は下記URLにてご確認ください。
バナナでつくる、やさしい生地 | CLOTH APP (cloth-app.com)